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2016-08-15

「コーヒーを美味しく楽しむための保管方法」決定版!

“コーヒーを美味しく楽しむ”カテゴリー初投稿です!

このカテゴリーではご家庭で簡単に美味しくコーヒーを楽しむためのポイントをお伝えしていければと思っています。

初回はお店でもお客様から最も質問されることの多い「コーヒーの保管方法」について、ゴルピーコーヒーでおすすめしている方法とその理由をご紹介します!

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大事なのは「水、酸素、光、温度」から避けること!

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コーヒーを美味しく楽しむためには、劣化させる要因から遠ざけるのが一番。

コーヒーを劣化させると言われているのは・・・

  • 水・・・湿度の高いところはNG!
  • 酸素・・・いわゆる酸化を防ぐべき。
  • 光・・・蛍光灯の光でもNGです。
  • 温度・・・高すぎず低すぎずで人間の快適温度と同じくらい。

じゃあ家庭やオフィスでどんな保管方法が最適?

ゴルピーコーヒーでおすすめしているのは
常温で手にとりやすい場所に保管。ふりかけやお茶が置いてあるような場所で大丈夫です。
とお伝えしています。

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実は、先の4つの要因を避ける環境をつくるのはとても難しいです。

例えば、
湿気から守るためにはジップロックなどの密閉容器に入れておけば良いわけですが、コーヒーを飲むたびにジップロックを開け閉めするので、その度にジップロックの中と外との湿度は均一化されてしまいます。

また、酸素について。
僕らの業界では残存酸素濃度という言葉を使うのですが、(「コーヒー袋の中の空気の中にどれくらい酸素が混じっているか。」というのを数値化したもの。)この数値を参考にして、酸化の進行を抑える酸素濃度を実現しようとすると、開け閉めするたびに脱酸素剤のシリカゲルを入れて真空状態にするようなレベル(下記写真参考。)での保管が必要です。

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これを毎日飲むコーヒーでするには難しいですよね?
酸化については密閉容器に入れておけば酸化を抑えられるようなイメージがありますが、実は密閉容器の中の酸素でも充分酸化は進んでいきます。

光については袋でも缶でも遮光性のある容器に入れておけば大丈夫です。

そして温度!
こちらはよくお客様から冷凍冷蔵保存はダメなのか?という声をいただきます。
実際、冷凍冷蔵保存をおすすめしているお店もあるそうですが、ゴルピーコーヒーではNG。
冷凍冷蔵保存については次の項目で詳しく解説していきたいと思います。

冷凍冷蔵保存はなぜNG?

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密閉容器で冷凍冷蔵庫で保管。
実は上記の4つの劣化要因「水、酸素、光、温度」を避けるためには一番適した環境です。
密閉容器で湿気から守り、低温で酸化も抑制します。
光についても暗いのでクリアできています。

問題はその後!
冷凍冷蔵保存は保存している間は大事なコーヒーを劣化から守ることができるのですが、いざ飲もうという場面になると一気にコーヒーを劣化させてしまうリスクをいっぱい抱えています。

冷凍冷蔵保存による劣化のリスク

  • 取り出して袋を開封する度、コーヒー豆と外気温の温度差により結露、吸湿のリスク。
  • コーヒー自体が低温になり、ドリップで熱湯をかけても抽出温度の低下、抽出不足のリスク。
  • コーヒーは匂いを吸着する性質があり、庫内の食品の匂いうつりのリスク。

以上のように、冷凍冷蔵保存では低温環境による様々なリスクを抱えています。
冷凍冷蔵保存でも、飲む分だけ小分けにして密閉容器に入れ、飲む時には少し前に冷凍冷蔵庫から出して常温に戻して使用する。ということができれば冷凍冷蔵保存のメリットも活かせるのですが、その方法だとちょっと無理がありますよね。

美味しいコーヒーを気兼ねなく楽しんでいただきたい!

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お客様が僕たちのコーヒーを大切に扱って、保管環境などに気を使っていただけることは非常にありがたいことだと思っています。
でも、そのことで毎日のコーヒータイムがとても堅苦しくなって、

「コーヒーを淹れる。飲む。=大変。面倒くさい。」

となってしまうのはとても残念。
だからゴルピーコーヒーでは美味しくコーヒーを「楽しむ」ために

「ふりかけやお茶が置いてあるような乾燥した常温で手にとりやすい場所」

という保管場所をおすすめしています。
そして2週間から1ヶ月くらいで飲みきれる量ごとで買い足していただくのがベストかなぁと思っています。

以上
ゴルピーおすすめ!
「美味しくコーヒーを楽しむための保管方法」決定版でした!

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