ニカラグア出張写真〜2014年版その6〜
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時差ボケと、ニワトリが深夜2時ごろから鳴いているせいでこのホテルではいつも真夜中に目が覚めます。
昨日泊まったホテル。
中庭にプール!
と思いきや部屋のベランダからの景色はとってものどかです。
今日の午前中は、昨晩にお邪魔したセルヒオさんのウェットミルに向かいます。
セルヒオさんが見せたいものがあるとか。
それがこれ。
昨晩、醗酵槽まで搬送されるのを見届けたコーヒーの種(通称:パーチメントコーヒー)。
通常、醗酵槽にたっぷりの水が入れられ、酵素反応を利用し、表面のヌルヌルのミューシレージを除去します。
今回の出張期間、セルヒオさんのウェットミルで検証されていたのは、最小限の水しか醗酵槽に入れない「ドライファーメンテーション」という新しいプロセス。
今回わざわざ見せようとしてくれたのは、ドライファーメンテーションで一晩漬けたコーヒーと、二晩漬けたコーヒーの違いを体感させてくれました。
見た目には全く違いはわかりませんが、香りを嗅げば違いは明確!
一嗅ぎ瞭然!
一晩だけの方はキュウリのような青臭い感じが残っていました。
これが二晩たつと、蒸留酒のような清涼感のあるアルコール香に変化していました!
この時点での違いが、カッピングではどのような違いになってくるのか非常に楽しみです!!
次に向かったのはブエノスアイレス!
ニカラグアのスペシャルティコーヒーを牽引する優秀な生産者として、エルウィン氏、セルヒオ氏と同じく有名なのがこのブエノスアイレスのオルマン兄弟!
まずはウェットミルにお邪魔して、いつもの作業の様子を見学させていただきました。
コーヒーの種を酵素反応させるための醗酵槽は細かく多く分かれ、ロット管理もしっかりされていました。
ここでもセルヒオさんのところと同じく、水が少なめのドライファーメンテーション。
農園主たちは情報共有しながら、それぞれの施設で検証しています。
醗酵槽で酵素反応を起こさせた後に、水路で洗っていきます。
こちらがその水路。
フリーウォッシュと呼ばれるように綺麗に洗われていきます。
フリーウォッシュって何?という方はこちらの記事へ。
・「コスタリカ カソーナ DFW」発売!魅惑のプロセス「ダブルフリーウォッシュド」!
この水路の水はポンプで汲み上げられ再利用されています。
フリーウォッシュで使用される水は環境汚染の原因と言われ、最近では農園主たちも積極的に環境保全に努めています。
なんと書いてあるかわかりませんが、このウェットミルにも「エコロジカル」という単語が使われています。
※ちなみに水路に使用される水に毒性があるとかではなく、醗酵した果汁の液体を川に流すとヘドロ化して、川に住む生物に影響がでるみたいです。
フリーウォッシュした後は、一旦バッグに詰めます。
これを乾燥場(ドライミル)まで運んで、乾燥工程に入っていきますー!
今年はゴルピーでもブエノスアイレスを販売しまーす!(予告)
続く
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