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2016-10-07

ニカラグア出張写真〜2014年版その5〜

これまでの写真はこちらから

セルヒオさんのドライミルに到着!

エルウィンさんのドライミル「ドンエステバン」を出た後は、セルヒオさんの自宅前にあるドライミルに訪問。

ここでも様々な新しい取り組みが行われていました。

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「マウンテンドライ」
果肉を除去する前のコーヒーチェリーを追熟。

チェリーを熟れさせています。

通常、まだ青いチェリー(未熟豆)は果肉が固くて剥くことができないことを利用して生産ラインから除去します。
マウンテンドライの場合、まだ青いコーヒーチェリー(未熟豆)の果肉も柔らかくなることで剥かれてしまい、ラインから除去できず未熟豆の混入を防げないリスクがあります。
だから、セルヒオさんのところでこのマウンテンドライができるのは収穫の時から完熟チェリーを安定して収穫できる優秀なピッカーを教育している証です。

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果肉の剥かれたコーヒーも乾燥されていました。

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まだ乾燥場に並べたばかり。

一旦ホテルへ

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ホテル前。

あいかわらずニカラグアはほのぼのとしています。

セルヒオさんのウェットミルへ到着!

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ここのミルはすごさは特注の果肉除去選別機!「パルパー!」

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ただ果肉を剥くだけでなく、水に流しながら、「浮くか浮かないか」で選別しながら果肉を剥いていきます。

・このパルパーのすごいところ。

通常、「水に浮くか浮かないか」の選別は果肉を剥く前後どちらかで一回のところ、このパルパーでは果肉を剥く前後の両方で「水に浮くか浮かないか」の選別を行っています。

その様子は写真で説明!

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収穫されてきたチェリーが振動機で運ばれてきます。

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この直後のところで水に沈むチェリーと浮くチェリーを選別。

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沈んだチェリーの果肉を剥きます。
(この時、果肉が剥けなかった未熟チェリーは除去。)

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さらに水路は続きます。

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この後、水路の中で沈むものと浮くものをまた選別していきます。

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手前が沈んだコーヒーのレーン。
奥が浮いてしまったコーヒーのレーン。

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その後は水槽に運ばれて、2晩くらい寝かせます。

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剥きたてはツルツル。

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コーヒー生産地は標高が高い(気温が低い)ほど、チェリーの成熟に時間がかかり、そのぶん養分が蓄積された上質なコーヒーチェリーになると言われています。

しかし、他のコーヒー生産国よりもやや標高は低めのニカラグア。

それでも一生懸命に作ったコーヒーをさらにふるいにかけて熟度の揃いをよくしたり、意図的に追熟をさせたり、「自然の力」だけでなく「人の手」も最大限に活用して、美味しいコーヒーを作っています。

 

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