コスタリカ出張写真〜2018年版その2〜今年のトレンド。
二日間のカッピング(コーヒーのテイスティング)を終え、コーヒー農園や乾燥場を見て回ります。
ここまでの出張の様子はこちら。
コスタリカ出張写真〜2018年版その1〜二日で80杯のコーヒー。
昨年に引き続き、ほぼ同じ生産者を訪問。
また元気そうな顔を見れて何よりでした。
生産者によっては乾燥場が昨年よりも拡張されていたり、新しい設備が導入されていたり。
毎年同じ生産者を訪問してもその年々の良い変化を見せてもらえるのは消費国のロースターとしても嬉しく感じます。
と同時にこのコーヒーの美味しさを日本の皆さんに楽しんでもらえるように、もっと努力しなければという気持ちにさせられています。
今年の訪問でよく耳にした「レポサード」。
コスタリカといえば多様な生産処理方法の先進国として世界中のコーヒー関係者から注目されています。
数年前のナチュラルプロセスの導入から始まり、毎年訪問の度にいろんな生産処理方法に挑戦している現場を見ることができます。
(今はもう一般的になったコスタリカのナチュラルプロセスもだいぶ昔からあるようですが、ナチュラルプロセスとして消費国に流通し始めたのはつい4,5年前だったと思います。)
今年は多くの生産者が「レポサード」と口にしていたのが印象的でした。
レポサード(Reposado)は、英語ではResting(休息)。
我々にはCherry Resting(チェリーレスティング)という言葉で紹介され、「収穫後のコーヒーチェリーを一日から二日、寝かせた後に、果肉を剥いていく。」手法だそうです。
(日本では追熟という考え方に近いと思います。)
生産者によって寝かせ方も様々で、収穫してそのままの状態で寝かせる生産者もいれば、水の入ったタンクに入れて寝かせる人もいて、まだどのやり方が自分たちにとってベストな方法なのか検証中!といった感じでした。
(スマバマイクロミルのフランシスコ・メナさんは水にひたすレスティングを採用。チェリーの状態を香りで確認。)
続く。