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2019-08-22

今年も「カップ・オブ・エクセレンス」のコーヒーを単独落札しました!※2014年のメキシコCOEの思い出が蘇った感慨深い落札となりました。

先日、行われた「カップ・オブ・エクセレンス2019」メキシコ大会の入賞ロットを対象にしたワールドオークションにて、ゴルピーコーヒーが3位のロット(通称:プレジデンシャルアワード)を単独落札いたしました!

オークションサイト落札者名簿から。

3位入賞の「Dinastía Altamirano(ダイナスティア・アルタミラノ)」農園のあるベラクルス州ゾンゴリカは、数年前から良質なメキシコ産スペシャルティコーヒーの生産地として注目を集めてきたエリアなのですが、

その前に・・・。

「カップ・オブ・エクセレンス(以下、COE)」のメキシコ大会というと、私が初めてCOE国際審査員としてオブザーバー参加したのも2014年のメキシコ大会でした。

2014年のCOEにて。ヘッドジャッジのポールソンガー氏と。

「メキシコのコーヒーといえばチアパスやオアハカ(地域名)でしょ。」
と言われてきたこれまでのメキシカンコーヒー史の中で、この2014年のCOEの頃からはベラクルス州のコーヒーがCOE入賞ロットの半数以上を占め、メキシコのスペシャルティコーヒー史の中でも一つの節目になった年だと私は勝手に思っています。

また、COEの審査会でメキシコ滞在中には、水道もガスも通っていない生産者の自宅に宿泊させてもらったり、地産の銘酒メスカル(テキーラの総称)と一緒にバッタやイモムシを食べたり、世界遺産ソチミルコの川下り体験をしたり。
公私共にとても思い入れのある国の一つでもあります。
※その当時の様子はこちらから。

世界遺産ソチミルコの川下り。

そして、その2014年大会で見事1位に輝いたのが「El Estribo(エル・エストリボ)」という農園なのですが、なんとこの農園の農園主アダンさんは今回落札した「Dinastía Altamirano」の農園主サミュエルさんのお父さんでした。

2014年メキシコCOE表彰式にてアダンさん(右)と息子のサミュエルさん(左)

農園の詳細な情報を調べていくと、この「Dinastía Altamirano」農園は、先の「El Estribo」農園の一部ということもわかりました。
(それは美味しいコーヒーが育つわけですね。)

オークションへの入札はいつも事前のサンプルのカッピングを通じて、私自身が美味しいと感じたものや「ゴルピーコーヒーのお客様に届けたい」と感じたものから選んでいます。

今回のメキシコのオークションもそんな「美味しかった!届けたい!」という気持ちの一点張りで入札、そして落札できたのですが、落札してみたらわかったことや過去の思い出とつながることが多く溢れ出てきて、なんだか感慨深い落札となりました。

皆様にお届けできるのはもう少し先になりますが、発売の際には是非お試しください。

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