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2017-02-15

メキシコ出張写真〜2014年版その4〜初めての国際品評会

いよいよ始まりました。”Cup of Excellence 2014 Mexico”

開催会場はメキシコシティ。

オアハカからメキシコシティまで戻ってきました。

シティはやっぱり都会。

まずは顔合わせの挨拶から始まりました。

英語の自己紹介はいつも緊張します。。。

そのあとはAME CAFE(アメカフェ)というメキシコのコーヒー産業を管理している組織からのプレゼンテーション。

直近のコーヒー産業の状況報告だったり。

国内のそれぞれの生産エリアの説明だったり。

今回のカップオブエクセレンスの概要説明だったり。

※今回のコンペディションでは天候不順などで大きく収穫量が下がり、エントリー数が少ないという状況でした。
通常、国内の品評会を経て、国際品評会まで勝ち上がってくるロットは約60ロットが平均。
今回はかなり少なく、25ロットのコーヒーが国際品評会へ。

初日は基本に戻って徹底的にすり合わせ。

AME CAFEのプレゼンテーションの後は、今回のヘッドジャッジ(代表審査員)を務めるポール・ソンガー氏からのプレゼンテーション。

カップオブエクセレンス(通称:COE)の概要説明があったり。

上記写真の説明。
“カップオブエクセレンスの目的
・その国特有の個性豊かな風味特性を見つける。
・それらのコーヒーをコーヒーバイヤーに提案する。
・生産国と消費国のつながりを構築する。”

官能評価についての基本的な説明があったり。

※世界中からカッピングの経験者が集まったとしても、こういった導入のすり合わせを念入りに行うことがコーヒーを正しく評価するために大切だとポール・ソンガー氏は教えてくれています。
カッピング?という方はこちらの記事へ。

コーヒーのかき混ぜ方や評価基準についても徹底的にすり合わせ。

実はポール・ソンガー氏の本業は「ポール・ソンガー コーヒー研究所」。

他にも焙煎中の成分変化のことなど、とても興味深いプレゼンテーション資料(秘密!)が多数あり、とてもワクワクするプレゼンテーションでした。

プレゼンテーションの後は実際にカッピングを通じてのすり合わせ。

最初はコーヒーではなくて、アミノ酸やクエン酸などの薬品の水溶液を使用してすり合わせ。

最後の最後にようやく本物のコーヒーでのカッピングでした。

ここまで徹底したすり合わせがされているとは驚きで、あっという間に1日目の行程が終了していきます。

午後はアクティビティ。メキシコの歴史と文化を見学。

今回のCOEは前述のとおり、天候不順の関係でエントリー数が少なく、行程も穏やかな進行でした。

そのためアクティビティの時間も豊富にあり、初参加の緊張も程よく慣らしながら参画していくことができました。

初日のアクティビティはメキシコの世界遺産「ソチミルコ」の川下り。

世界遺産に登録された湿地帯をメキシコらしい派手なカラーのトラヒネラというボートに乗って進んでいきます。

途中、メキシコの音楽隊「マリアッチ」が船に合流!(飛び乗ってきた!)

川を下りながらマリアッチの演奏がつきます。

またソチミルコでは有名な人形島にも到着。
ネットでも「メキシコ 人形島」で検索するとヒットする、とても気味が悪い島でした。。。

直径50メートルほどの小さな陸地のいたるところに、ホラー映画「チャイルド・プレイ」を彷彿とさせる人形が吊るしてある島。

なかなか普通の海外旅行ではできない貴重な(?)体験をさせていただきながら、コーヒー生産国の歴史や文化を学ばせていただきました。

※この川下り、1時間くらいで終わるかと思ったら全行程4時間くらいかかって、途中の人形島の気味が悪いトイレで用を足さなくてはいけなかったりで大変でした。

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