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2017-07-18

コスタリカ出張写真〜2015年版その2〜農園と農園直営のカフェに行ってきました。

最初にやってきたのはハルディン・デ・アロマ。

ハルディン・デ・アロマ。
日本語の意味は香りの庭。

このハルディン・デ・アロマはマイクロミルの名称。
マイクロミルの横にはハルディン・デ・アロマの農園であるキサラ農園があります。

マイクロミルと農園。

マイクロミルは自前の農園で収穫されたコーヒーチェリーの果肉を除去したり、乾燥させたり、輸出直前の行程まで処理を行う工場。

マイクロミルの行程の次にはエクスクルーシブコーヒーの工場に運ばれて輸出用の真空パッキングをされ、輸出されます。
※エクスクルーシブでの作業の様子はこちらから。
コスタリカ出張写真〜2015年版その1〜コーヒーの輸出業社エクスクルーシブコーヒーへ。

どこのマイクロミルにも小型のパルパーと呼ばれる脱果肉機とその周辺機械があるのが特徴です。

このマイクロミルの隆興(通称:マイクロミルレボリューション)の背景には、もともとのコスタリカのコーヒー産業の慣習が強く関係しています。

旧来(現状の一般品質品も同じく)コスタリカの各農園で収穫されたコーヒーチェリーは、仲買人によって売買され、品質の高いコーヒーチェリーも低いコーヒーチェリーもひとまとめにして脱果肉や乾燥処理を行われ、売買価格も先物相場の指標にのっとって売買されることが一般的でした。

どれだけ丁寧に作ったコーヒーでも他の一般品と同様の価格で扱われたり、先物商品の特性上、農業とは全く関係のない要因によって売買価格が暴落してしまったり。

「自分たちの丁寧に愛情を込めて作ったコーヒーを継続的に消費者に届けたい。」

そんな思いがマイクロミルレボリューションに参画する生産者にはあります。

ブルマス・デル・スルキ。

続いてやってきたのはブルマス・デル・スルキ マイクロミル。

オーナーのファンラモン氏はエクスクルーシブ立ち上げの時からのメンバー。
コーヒー栽培の知識や経験にも長け、マイクロミルレボリューションの成功例として有名な生産者の一人。

こちらにももちろん脱果肉機は設置されています。

サスペンテッドパティオと呼ばれる吊り下げ式の乾燥場では様々な乾燥方法によってコーヒーが作られていました。

マイクロミル直営のカフェにも見学に行ってきました。

コスタリカは中米の中でも経済成長している国の一つ。
街も都会化が進んでいます。

コーヒー産業では生産国の顔だけでなく消費国の一面もあり、近代的なカフェのオープンが続いています。
そんな中、昨年オープンしたブルマス・デル・スルキ直営のカフェにも行ってきました。

内装は先進国のカフェと全く違和感がありません。
カウンターには最新式のエスプレッソマシンが設置されバリスタが提供しています。

マイクロミル直営ということで、もちろんブルマスのコーヒーも販売されています。
パッケージもオリジナルデザインでとても洗練されていました。

コーヒー生産国だけでなく、消費国としても新たな魅力を開拓し始めているコスタリカに驚きいっぱいのツアー初日でした。

続く。

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