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2018-03-15

コスタリカ出張写真〜2017年版その1〜中米にいながらとっても美味しいスペイン料理を堪能しました。

ニカラグアからコスタリカにやってきました。今回で3回目の訪問です。

※お隣の国、ニカラグアでの模様はこちらから。
ニカラグア出張写真〜2017年版〜

まずは毎回コスタリカでのツアーアテンドをしていただいている「エクスクルーシブ・コーヒー」に訪問しました。
代表のフランシスコ・メナさん。

ここでは傘下のマイクロミルと呼ばれる小規模生産者の輸出と品質管理をサポートしています。

コスタリカのコーヒー生産者は自分たちが収穫したコーヒーチェリーを、価値を知らないままに仲買業者に販売して生計を立てていたのが従来のやり方でした。
「即日の現金収入」というメリットはあったものの、取引価格は品質に関係なく、先物相場をベースにした変動制。
また、常に仲買業社が優位に立った、買い叩きの状態。

そこで生産者たちはマイクロミルという小規模生産処理工場を立ち上げ、自分たちで輸出の直前まで商品づくりを行い、品種や生産処理プロセスのトレーサビリティの確立された品質重視の美味しいコーヒーを生産。
一般品質品の2倍以上のプレミアム価格でコーヒーが取引される、相場に左右されない自立型農業を確立しています。

と、ここまでがコスタリカのスペシャルティコーヒーシーンのたった約10年間の遍歴です。
このマイクロミルの勃興が始まってから、あっと驚くような品質改善が毎年のように続き、いつもその話題の中心にいたのがこのエクスクルーシブ・コーヒー社でした。

エクスクルーシブ・コーヒーの事務所は生産者がマイクロミルで生産したコーヒーの輸出前の倉庫としてはもちろん、品質管理機能も充実させています。

生産者も事務所に集まり、自分たちのコーヒーの味を理解するためのテイスティングの勉強会や、それぞれの生産者同士での農法の情報共有なども盛んに行われているようです。

セントラルバレーのコーヒー生産エリアへ。

まずはセントラルバレーと呼ばれる火山に囲まれた盆地状の生産エリアに行ってきました。

ここでは毎年顔を見る生産者のマイクロミルにお邪魔して、ミル内の見学をしながら今年の新しい取り組みなどのプレゼンテーションを受けました。

「ブルマス・デル・スルキ マイクロミル」
※オーナーのファン・ラモンさんは農業技師でもあり、エクスクルーシブ・コーヒーの共同経営者の一人。

「ハルディン・デ・アロマス マイクロミル」

コーヒー農園ではもう来年の準備が始まっていました。

コーヒーの木に咲くコーヒーの花。
ジャスミンのような甘い香りがします。

ここから花が落ちて、実がなり、完熟コーヒーチェリーが収穫できるまでに10ヶ月。
長い時間をかけてコーヒーが出来上がっていきます。

道中、地元のスペインレストランへ。

パエリアやタパスと呼ばれる一口料理をいただきました。
中米のコスタリカはスペイン語圏、またシーフードが豊富に取れるということもあり、中米にいながらとても本格的なスペイン料理を楽しむことができました。

続く。

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