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2018-01-31

ホンジュラス出張写真〜2016年版その4〜「カップ・オブ・エクセレンス」のアワードセレモニーに参加しました。

あっという間に審査期間は終了しました。

これまでの出張の様子はこちらから。
※ホンジュラス出張写真〜2016年版まとめ〜

審査期間中はひたすらカッピング。
三日三晩は会場とホテルの往復でした。

あっという間に審査期間は終了し、最終日にはアワードセレモニーと呼ばれる表彰式がとりおこなわれました。

アワードセレモニーには会場いっぱいの人。

会場には国内審査会をパスし、国際審査会に選ばれた農園主たちが招待され、他にも私たち審査員団はもちろん、農園主の親族や、現地の報道陣が詰めかけました。

開会の挨拶などが行われた後、見事カップ・オブ・エクセレンスの称号を得ることができた生産者たちが呼び上げられ、壇上に招待されていきます。

この瞬間は会場内に異様な緊張感が張り詰め、名前を呼ばれた生産者の中には笑顔が溢れて抑えられない人や、中には目を真っ赤にして喜ぶ人も。

写真の彼は「エル・グアヤボ農園」の生産者マリオさん。
「エル・グアヤボ農園」はゴルピーコーヒーが初めてカップ・オブ・エクセレンス(2015年のホンジュラス大会にて。)で落札した思い出のコーヒー。

そんなマリオさんの「エル・グアヤボ農園」は2015年の16位から4位入賞に大幅ランクアップで入賞しました。

カップ・オブ・エクセレンスで入賞したコーヒーはインターネットオークションにかけられ、世界中のコーヒーバイヤーやロースターから落札されます。
その落札金額は少なくても一般流通品の2倍以上、上位入賞のものは高いもので100倍近くの価格で落札されます。

生産者はそこで得た資金を元に、農園の機械を買い替えたり、農園で働く人やその家族の生活環境をよくしたりと設備投資をしながら、さらなる品質向上に努めています
また、入賞した後にも世界中のバイヤーから「優秀な生産者」としてパートナーシップを求める声がたくさんかかるようになります。

2015年にゴルピーコーヒーが落札した「エル・グアヤボ農園」。
ゴルピーコーヒーでも多くのお客様にお飲みいただき、ご好評いただきました。
そのお客様の喜びの気持ちが2016年の4位入賞に繋がったようで、なんだかとても嬉しいです。

1位は「エル・プエンテ農園」のゲイシャ。

1位の発表の時には会場が割れるくらいの歓声と、閉幕の挨拶もできないくらいの大盛り上がり。
見事1位に選ばれたのは「エル・プエンテ農園」のゲイシャ種のコーヒーでした。

本当にこのまま閉幕の挨拶もなく、生産者のマリサベルさんの元には報道陣のマイクが押し寄せ、怒涛のようにアワードセレモニーが終了していき、この出張も閉幕を迎えました。

世界一危険な国と言われるホンジュラスでしたが、
(とりあえず今回は?)危険なこともなく、美味しいコーヒーと笑顔がたくさんのホンジュラス出張でした。

ホンジュラス出張写真〜2016年版〜
おわり。

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