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2018-02-13

ニカラグア出張写真〜2017年版その3〜現地での今年の新発見。

ここまでの出張の様子はこちらから。
ニカラグア出張写真〜2017年版〜まとめ

この日の朝ご飯はローカルの食堂へ行ってきました。

前日に引き続き対面式でおかずをヨソってもらう食堂です。

おかずはスジ肉の煮込みや手羽の唐揚げなど、朝から盛りだくさんなラインナップでした。

朝食を終えたらこの日はまた別のウエットミルへ。

やってきたのはゴルピーコーヒーでも大人気だった「ブエノスアイレス農園」のウエットミルへ。

「ブエノスアイレス」。アルゼンチンの首都ではなくて、ニカラグアの新しいコーヒー。(完売御礼!)

こちらは毎年訪問しているウエットミルで、今年もエミリオさんが案内をしてくれました。

このウエットミルでは伝統的なフリーウォッシュドプロセスで生産処理を行なっていて、この日も水路で果肉を除去したコーヒーをジャブジャブと洗っていました。

また今回は新しく開墾した農園を見せてくれるということで、案内をしてもらいました。

連れて行ってもらったのはうっそうとした森の中。
一気に視界が明るく広がり、目の前の山肌には小さなコーヒーの木が綺麗に整列して植えられていました。

まだこのコーヒーの木は植えてから1年目くらいで、コーヒーの果実が結実して、収穫できるようになるまではあと2年くらいかかるそうです。

新しいことといえばこの後に訪れたセルヒオ氏のウエットミルでもまた新しいプロセスに取り組んでいました。

毎年、「新しい何か」に取り組んでいるセルヒオ氏の今年の「新しいこと」は発酵を使ったプロセスでした。

ウエットミルの隅にはパンパンに膨らんだビニル袋が。

収穫したコーヒーチェリーをビニル袋に入れて寝かせて、人為的に発酵を促しているとか。
なので、この袋の膨らみは人が空気を入れているのではなく、発酵したコーヒーチェリーから放出されたガスで膨らんでいます。

中身を見せてもらうと、表面に白カビをまとったコーヒーチェリーが。
おそらく封入時は真紅のコーヒーチェリーも追熟を通り越して、少し茶色くなっています。

この1,2年くらいの間に、この発酵を使ったプロセスの多様化のトレンドがあり、こちらもついていくのがやっとです。
(もちろんプロセスの良し悪しは最終的なテイスティングで決まります。)

続く

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