コスタリカ出張写真〜2015年版その5〜カソーナマイクロミル&モンテコペイマイクロミル
カソーナマイクロミル
この年に初めて訪れたマイクロミルです。
この時、買い付けたコーヒーはご好評のまま完売。個人的にもお気に入りのコーヒーの一つでした。(完売御礼!)
※「コスタリカ カソーナ DFW」発売!魅惑のプロセス「ダブルフリーウォッシュド」!
マイクロミルの標高はとても高く、ミルの小屋から見下ろす位置にある農園は山肌を風が吹き降ろし、また吹き上げ、場所によっては影ができたり。
まさしくワインで言う所のマイクロクライメント(微気候)を体感することができました。
そしてカソーナマイクロミルと言えば、なんといってもダブルフリーウォッシュドプロセス。
フリーウォッシュドプロセスで果肉除去したパーチメントコーヒーを水に漬けて一晩〜二晩寝かせます。
カソーナのコーヒーの持つ繊細で透明感のある酸質はこのプロセスによって生まれてくるのかなと感じさせます。
※このツアー中、他のマイクロミルのダブルフリーウォッシュドプロセスも味見させていただきましたが、標高の違いなのか、品種の違いなのか、また別の理由なのか、同様の酸質は感じられず、プロセスありきでクオリティが成り立たないのもコーヒーの難しいところであり、面白いところでもあります。
モンテコペイマイクロミル
こちらは昨年も訪問したマイクロミル。
コスタリカのスペシャルティコーヒーシーンを牽引するマイクロミルの一つとして、毎年様々な新しい挑戦を行っています。
国際品評会での優勝実績もある、日本でもとても有名なマイクロミルです。
マイクロミルには所有している複数の農園からコーヒーが運ばれ、ミルからはその一つエル・ハルコン農園を望めます。
エル・ハルコン農園の上空には名前の由来にもなったファルコンがいました。
こちらは乾燥場の管理ボード。
ここには乾燥場への入荷日、農園名、ロットサイズ、水分値、プロセスなどが書かれています。
毎年のように様々な挑戦ができるのも基本的な日頃の管理が徹底されているからこそ。
乾燥場の中も綺麗に管理されています。
この年新しく挑戦されていたのはこちら。
乾燥中のパーチメントコーヒーの温度管理。
温度が高くなり過ぎるのを抑えて、従来の乾燥よりもゆっくり時間をかけて乾燥させるようにしているとのことでした。
彼らはスロードライと呼んでいました。
コスタリカのコーヒー生産者は本当にみなさんチャレンジングで、毎年どんどんコーヒーが美味しくなっていきます。
来年はまたどんな新しい取り組みを行っているのか楽しみです。
コスタリカ出張写真〜2015年版〜終わり